失敗が怖い

今日は失敗が怖い心理について
書いていきますね

 

◎失敗しない人間はいない

そもそも
失敗って誰しも経験があると思うんです

わたくし、今の職場は20年以上務めてまして
まぁ古株、ベテランです
けど失敗しますよ、私も。

誰だって失敗はしたくないよね
うん。そうだよ。

でもね、問題なのは
失敗したときに
過剰に恐怖を感じてしまうことなんです

例えば
・間違いを指摘されると頭が真っ白になる
・間違いを指摘されると逆ギレする
・言い訳ばかりしてしまう
・正しい答えを探し求める
・新しいことに自分の意思で挑戦しない
・自分の失敗を認めない
・失敗を隠そうとする

・いつも人の不満ばかり言う

このような経験がある人は
失敗が異常に怖いのかもしれません

 

◎なぜそんなに失敗が怖いのか

失敗を恐れるようになったのは
過去に失敗したとき
傷ついた経験があるのかもしれません

・出来ないことをなじられた
・失敗したときに恥をかかされた
・何でこんなことも出来ないんだ!といつも言われていた
・家族の失敗を自分のせいにされていた
・出来たとき、いい子でいたときだけかまってもらえた
・親から過剰な期待をされていた

このような経験があると
失敗したら居場所がなくなる!
という恐怖を抱えることになります

小さな子供にとって
居場所を失うということは
命に係わる一大事なわけです

失敗 = 生命の危機
ともなれば失敗が怖くなるのも当然ですよね

 

◎失敗の恐怖を持ち続けると…

失敗 = 生命の危機
だとしたら
失敗するという局面から逃げることが
日常になってしまうので

自分で考えない
誰かに答えをもらう
挑戦をしない

このような現実になるわけです
失敗は成功の基
という言葉があるように
失敗して自分を成長させることができるのに

失敗の恐怖を感じることから逃げれば
責任も取らなくてもいい
けど
自分の成長はない
ということになります

中身は子どものまま
体だけ年老いていくんですよ!!

これが無意識に行われるとしたら
この先の人生どうなると思いますか?

 

◎不安定な愛着が原因

失敗が怖いのは
両親との関わりで傷ついてきたんだと思います

失敗しても
両親から受け止めてもらえなかったから
失敗することは
・傷つくこと
・居場所がなくなること
という感覚で人と関わることになるので
大人になった今も
失敗が怖くなってしまうんです

これは
両親との間で
安定した愛着が築けなかったことが
大きな要因になっています

愛着とは
共感され受け入れられ、愛され
温かさと信頼感で人と繋がるという
安心、安全な感覚です

自分の中には
安心、安全の感覚がないということを
まず受け入れることが問題解決の第一歩です

 

◎愛着を自分で育てる

両親から
共感され受け入れられ、愛され
温かさと信頼感で人と繋がる感覚を
受け取り損ねてしまったから
今、問題が起こっているんですよね

悲しかった
辛かった
怖かった
そんな感情を自分自身が
認めて
受け取り
癒して
自分の中に安心感を入れていくことができれば
失敗が怖くなくなっていきます

 

愛着障害の人たちは
安心、信頼で人と繋がる経験をしたことないので
自分ひとりの力で愛着を築き上げていくのは
とても難しいんですよね…

心理セラピーで
・共感される
・受け入れてもらえる
・安心、信頼で人と繋がる
という体験をして
自分で自分の中に安心感を作ることから始めて
愛着を育てていくことができるように
力を借りるのも良いかと思います